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Optimize performance and cost for Amazon S3 Glacier restores
re:Invent 2023 Storage

Optimize performance and cost for Amazon S3 Glacier restores

Pulisher : Strategic Tech Center ソ・ソンス
Description:Amazon S3にバックアップが必要な場合、保存される期間だけでなく、復元のための戦略や費用などを紹介したChalk Talkセッション

顧客社インフラ構築時、S3にデータを保管した後、長期間保管する必要があるデータについては、コスト効率的に管理するためにS3のライフサイクル機能を利用してGlacierに保存できるようにガイドします。 この時、Glacierに保存されたデータを復元する場合、どのようにコストと性能効率的に復元できるのかについて説明するセッションだというので申し込みました。

データをS3にバックアップする必要がある場合、保存される期間だけを考慮するのではなく、復元に対する戦略やコストなどを一緒に考慮する必要があることを伝え、ストレージクラス別の情報と状況別の最適なクラスについてホワイトボードに書きながら議論したセッションでした。

データをS3に長期保管する場合については様々な考慮事項がありますが、すぐには使用しないが、将来使用する重要なデータを長期保管しようとする場合や、重要なデータをバックアップ後、長期間維持する場合があり、法的要件や規定上の要請により特定の期間、データを保管する必要がある場合があります。このような様々なユースケースと復元のためのアクセス要件を解決してくれるストレージクラスがS3にあります。

ストレージクラスを選択する際に考慮すべき事項は、復元のためにどれだけ早くデータにアクセスし、どれだけ長くデータを保管するのかということです。単純にデータを2年あるいは7年保管したいということではなく、データが特定のアクセスパターンを維持して保存する期間がどれくらいなのか、コストに対する悩みも必要ですし、最小Retention時間とオブジェクトサイズがどれくらい小さいかも考慮すべき事項です。

Amazon S3 Glacierは、大容量のアーカイブされたデータを検索する場合、復元スループットを最大10倍に向上させ、Amazon S3 Glacier Flexible RetrievalおよびAmazon S3 Glacier Deep Archiveストレージクラスのすべての標準および大量検索に自動的に適用されました。Amazon S3 Glacier Flexible Retrievalは、追加費用なしでデータ復元時間を最大85%短縮します。Amazon S3 バッチジョブを使用する場合、高速化されたデータ復元機能が標準検索階層に自動的に適用されます。このような復元は数分以内にオブジェクトの返却を開始するため、復元されたデータをより迅速に処理することができます。

他にも復元のデモとS3ストレージクラスを選択する際、特定の要件がある場合、どのストレージクラスがその要件に合うかをホワイトボードを使って説明しました。

一般的にS3にデータを保管する場合、長期保管データに対してS3ライフサイクル機能を利用して長期保存することだけを考えていましたが、復元を考慮した保存戦略も一緒に考えてみる機会を得ることができ、楽しいセッションでした。

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