AWS re:Invent 2022 Keynote Report #2 – Adam Selipsky Keynote

日付: 2022.11.29 (米国現地時間基準)
時間: 08:30 – 10:30
レポート作成者：MEGAZONECLOUD Strategic Tech Centerキム・サンミンマネージャー、MEGAZONECLOUD Strategic Tech Centerイ・ヨンジュマネージャー、MEGAZONECLOUD Cloud Technology Centerイ・ジェジョンマネージャー、MEGAZONECLOUD Cloud Technology Centerペク・ソジョンマネージャー

AWS CEO Adam SelipskyのAWS re:Invent 2022 2日目のキーノートとして、re:Inventのメインキーノートとも呼ばれます。AWS で描く Business Success モデルとパートナー企業のイノベーション事例の紹介、および AWS のリリース予定の新規サービスについて学ぶことができました。

AWSが提供する価値

スピード、セキュリティが重要な産業を超えて、さまざまな産業でクラウドを使用しており、多くの成果を見せています。クラウドサービスを提供する企業はたくさんありますが、多くの企業はAWSを選択してきました。
なぜですか？AWSが提供する価値の中でその答えを見つけることができますが、AWSが提供する価値について学びましょう。

持続可能な成長
AWSは、2025年までに100％の再生可能エネルギーを使用することを目指しています。クラウドもエネルギー効率的で環境に優しい提供を目指しています。
費用効率
Carrier社はAWSを使用してコストを40％削減し、Gilead社は5年間で$60M以上削減しました。
拡張性
これは、顧客がサービスを提供する際に大きな助けを与えるだけでなく、コストの最適化にも不可欠です。
一例として、Airbnbは2020年のパンデミックで需要が底をついたとき、他社よりもはるかに準備ができており、迅速に対応してコストを27%削減することができました。
迅速なイノベーション
オンプレミスワークロードを移行すると、新しい市場にサービスをより迅速に配信できます。
データスループットが急増するにつれて、炭素排出、エネルギー消費、資源枯渇など多くの社会的問題が提起されています。現世代に面した問題をどのように克服できるのか、AWSのビジョンを聞くことができた時間でした。

Right Tools

データ領域を開拓するには、それに合ったツールが必要で、他の場所にあるすべてのデータの統合とガバナンスを通じてデータを安全に保ち、ビジネスのための insight を創出できる必要があります。
目的と方向性を明確に確立し、特定の状況を克服するための最も合理的なツールを選択する必要があります。

統合

Amazon AuroraがRedshiftとのゼロ-ETL統合をサポートしました。これにより、Zero-ETLを介したデータベースとデータウェアハウス間のパイプラインの構築と管理が不要になりました。
AuroraのペタバイトのトランザクションデータでRedshiftを使用してほぼリアルタイムの分析とMLが可能になりました。

Governance

Amazon DataZone というサービスが新しくリリースされる予定です。安全にデータへのアクセス制御を適用、実行できるようにサポートするサービスです。
もう少し詳しく説明すると、さまざまなソースからのデータを統合管理するソリューションで大規模なデータを共有、検索、発見し、ガバナンスとコンプライアンスポリシーを適用してすべてのデータのパーソナライズされたビューを提供する統合データ分析ポータル提供します。

Insights

QuicksightはMLベースのBIサービスです。現在、Quicksight Qという機能により、自然言語でデータを照会できます。アナリストではなく、ユーザーが将来のビジネス結果を予測できる新しい自然言語クエリ機能。

新機能ML-powered forecasting with Qを活用すると、自然言語で予測に関するクエリも可能になります。Qを使用したMLベースの予測により、ユーザーはビジネスパフォーマンスの予測を可能にし、「予測」または「予測表示」を入力して最大3つのメトリックを入力すると、Qはそのクエリに対して適切な視覚化を提供します。

セキュリティ

多くの顧客は優れたセキュリティのためにAWSを選択し、AWSはセキュリティ関連のさまざまなサービスを提供しています。
Amazon GuardDuty は、AWS アカウントに対する悪意のある行動や許可されていない行動の継続的な監視を提供していました。
既存の ECR イメージスキャンの領域から Container run time 領域まで保護することを検討しているそうです。

さらに、コンテナ内の活動についても検出することが重要です。これにより、Container runtime threat detection for GuardDutyサービスがリリースされました。
次にAmazon Security Lakeが発表されました。このサービスを使用すると、すべてのAWS managed security関連サービスおよび3rd party solutionで収集、分析されるリスク要因を統合管制、処理して一元化するサービスであり、すべてのAWS managed analyticsサービスおよび3rd party analytics solutionのデータ分析も1つのサービスとして統合管理可能になります。
AWSを含むすべてのセキュリティログを集計、管理、分析、およびアクセスするためのデータレイクサービスで、そのサービスはEKSとも連携できます。

新しいインスタンス

Gravion3ベースのCompute強化型の新しいインスタンスタイプであるC7gnが新しくリリースされました。このタイプはDDR4メモリに比べて50％高いバンド幅を誇ります。さらに、Gravition2と比較して25％の処理速度が向上しました。

MLに特化した新規instance type Inf2が紹介されました。このタイプは、4倍の優れたスループットと1/10ラテンシーを追加した学習および推論インスタンスです。

新しい立ち上げサービス

独立した専用インフラストラクチャを構築せずに、クラウド環境で簡単に大容量のデータ処理が必要な空間シミュレーションを可能にするサービスです。

これまで複雑で困難であったSupply Chain管理を解決できる新しいサービスを立ち上げました。
EDI、SAPなどからデータをインポートして統合ビューを表示し、物流サプライチェーンの運用効率化を図ります。trelloに似たインターフェースを提供します。

さらに、新しくリリースされたAWS Clean Roomsは、未加工の基データをパートナー間で共有または公開することなく、データセットを安全に照合、分析およびコラボレーションできるようにするサービスです。

最後に、Amazon Omicsというサービスは、遺伝子データの保存、クエリ、分析、およびインサイトの作成を支援するサービスです。EMRまたはAthenaを活用してデータ分析が可能で、バイオテクノロジー分野でデータを効率的に保存、分析することができます。

Keynoteレポートまとめ

今日のキーノートは、エネルギー消費の削減を通じて環境に優しく、同時にクラウド環境の特性を活用したコスト削減にフォーカスしたキーノートでした。
AWS では、4 つのチャレンジに対応するための「23 年サービス価値を Right Tools / Integration / Governance / Insights の 4 つの観点からまとめ、顧客に提供したいビジョンを紹介しました。に注力し、主導権を確保しようとする動きを見せました。
データ処理のニーズが高まる業界トレンドを反映して、新機能とサービスの3分の2以上がデータ統合管理と分析に関連していました。この傾向は、既存のサードパーティのシェアが高かったデータ統合管理と分析市場の主導権をAWSが持って行きたい動きとして見られます。
Preview段階の機能、サービスが多いため、実際の事業導入は「23年末～」24年初中旬と予想され、導入された機能/サービスに対するコスト分析により、現業で目的に合ったサービスの使用が可能と考えられる。ですが、十分な理解と実使用事例に対する study が先行課題で進めなければならないようです。
代わりに、導入された新機能/サービスの concept を応用し、クラウド msp として顧客に合わせたサービスを提供する方案についてMEGAZONEでも提案させていただきます。
最後に、今日のキーノートで紹介された内容のうち注目すべきサービスは以下の通りです。

○ Amazon OpenSearch サーバーレス
○ Amazon Aurora zero-ETL integration with Amazon Redshift
○ Amazon DataZone
○ Amazon Security Lake
○ Amazon Connect
○ AWS Clean Rooms