AWS Marketplaceでソフトウェア費用を可視化する

Pulisher : Enterprise Managed Service Group ワン・ヒョンシク
Description : AWS Marketplaceがどのように組織のFinOps戦略の重要な部分になるかを紹介するセッション。

はじめに

AWS Marketplaceは、顧客が 3rd Partyソフトウェアを簡単に見つけて配布し、管理できるように支援するデジタルカタログです。AWSビリングとRI、AWSサービスと完全な統合サービスが提供され、ほぼ必須的に使用されます。今まで単調に使っていたMarketplaceについて、もっとDeep Diveできる内容を期待しています。

セッションの概要紹介

このセッションでは、クラウドジャーニーのあらゆる段階でガードレールを設定し、クラウド調達の効率を向上させ、オンプレミスに縛られたITコストを削減することで、AWS Marketplaceが組織のFinOps戦略の重要な部分になる方法をご紹介します。AWS Marketplaceがどのようにコストに関する洞察を深め、予算アラートを活用し、柔軟な価格設定と消費モデルで支出の統合と最適化を支援するかを説明します。

クラウドへの移行時にお客様が直面するコスト管理に関する課題は、以下のように要約することができます。 特に政府の役割がない場合、これらのコストは急激に増加する可能性があります。

・クラウドへの移行は急速に進んでいます
デジタル変革への投資が増加するにつれて、組織はクラウドへの移行を加速させています。これにより、コスト管理がより困難になります。

・クラウド支出はIT部門以外で行われている
クラウドアプリケーション支出の70%以上がIT部門以外で行われています。これにより、支出の追跡と管理が難しくなります。

・クラウド支出は予測が難しい
クラウド支出は使用状況によって変動します。これにより、予算の策定とコストの管理が難しくなります。

クラウド財務管理（CFM）は、これらの課題に対応するためのフレームワークです。CFMは、組織がクラウド支出を追跡、管理、最適化することを支援します。

平均的な企業のポートフォリオには、609以上のSaaSアプリケーションが含まれています。お客様が可視性を確保し、それらのソリューションがどのように使用されているかを理解する必要があるソフトウェアソリューションは数多くあります。

また、それらのソリューションのコストと消費の影響を理解する必要があります。

年間341件のSaaSの更新があり、組織全体で管理しなければならない更新が多すぎます。

FinOpsは、財務管理（CFM）のためのAWSの包括的なソリューションです。次のような機能を提供します。

・クラウド支出の可視性：組織全体のクラウド支出を一目で確認できる単一のビューを提供します。
・コスト管理：クラウド支出の予測と管理を支援します。
・コスト最適化：組織がクラウド支出を最適化し、コストを削減できるように支援します。

マーケットプレイスは次のようなメリットを提供します。

・コスト削減：マーケットプレイスは、組織がソフトウェア、データ、サービスを割引価格で購入できるようにします。
・効率性の向上：マーケットプレイスは、組織がクラウドリソースのプロビジョニングと管理をより簡単に行えるようにします。
・コンプライアンス：マーケットプレイスは、組織がコンプライアンス要件を満たすのに役立ちます。

セッションを終えて

市場で提供される様々なソフトウェアやサービスを簡単に比較して適用することができるというメリットと、コンソールを通じてソフトウェアやサービスを簡単に配布して管理できることが大きなメリットです。ただ、EC2インスタンスで直接ソフトウェアを実行するよりも価格が高くなる可能性があり、一部のソフトウェアは拡張性の面で制限される可能性があることがやや残念な部分です。しかし、AWSサービスと統合従量制方式でソフトウェアやサービスに加入することができるので、全体的な費用効率的に良い選択だと思います。