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Breakout session
re:Invent2024
AWS re:Invent 2024 <Breakout sessionレポート #BIZ104>
AmazonのJustWorkOutテクノロジーを活用した事例セッションに参加しました。
本セッションでは、小売業界におけるトレンドと、UCSDがJust Walk Out テクノロジーを実装できた方法及び成功体験を深掘りされておりました。
セッション概要
- タイトル
- Autonomous retail at UCSD: Enhancing campus life with AWS
- スピーカー
- Nathan O’Neil
- Director, Technology, Amazon
- Jeff Palmer
- Executive Dining Director of Campus Dining and Retail, UC San Diego
- Heather Vinograd
- Executive Director Integrated Procure to Pay Solutions, UC San Diego IPPS
- Nathan O’Neil
- 概要(公式)
このセッションに参加して、カリフォルニア大学サンディエゴ校 (UCSD) が AWS と Amazon を活用してキャンパス内の体験をどのように再考しているかをご覧ください。Amazon の Just Walk Out テクノロジーを採用することで、UCSD はスムーズな小売店体験を提供し、待ち時間を短縮し、営業時間を延長しながら、取引を 14% 増加させました。キャンパス全体でのテクノロジーの革新と統合ソリューションが、学生のエンゲージメントとスタッフ、教職員、訪問者の利便性をどのように促進するかをご覧ください。UCSD と Just Walk Out テクノロジーから洞察を得て、独自の小売変革を推進しましょう
まとめ
いきなりとまとめ。
- ミレニアル世代と Z世代の 78% は、ブランドのイノベーションと新しい技術への取り組みが商品購入の決定的な理由である
- UCIDはJust Walk Outの導入により、1時間あたりの18.75%の顧客の増加事業成長は2 倍になった。
- 導入を実施したことでいくつかの教訓を得た
- スタッフを再教育し、新しい労働ポジションの確保
- 小売店の配置とプラノグラムの再考
小売業界のトレンド
- 小売業界全体で見られるのは、利便性、トップラインの収益の増加、そして店舗の最終利益の向上のためにテクノロジーを使用する方向に確実に移行していること
- 多くの買い物客が調査で、利便性が重要視されている
- 業界の調査によると、買い物チェックアウト時の顧客体験の低下で最大 320 億ドルの売上と収益が失われていると言われている。
- ミレニアル世代と Z世代の 78% は、ブランドのイノベーションと新しい技術への取り組みが商品購入の決定的な理由である
- Z 世代の67% は、自動チェックアウトによって時間が短縮され、人生の他の側面を楽しむ時間ができると考える傾向にある
Just Walk Out
- 買い物のスピードは毎日非常に重要。
- すばやく出入りできることが非常に重要です。
- そしてもちろん、それはシームレスなチェックアウトが求められることを意味する。
- クラウド サービスとデバイスで実行されるすべてのサービスでAmazon の最高レベルのセキュリティを備えてる。
- スケーラブルなインフラストラクチャ上に構築されているため店舗のトラフィックに合わせて拡張が可能
- 店舗に何人の顧客を入れることができるかについては、基本的に技術的な制限はなし。
- クレジットカード詐欺が多発している中で、決済処理パートナーを通じて、高度にセキュリティ保護されたクレジットカード決済処理を提供している。
- 通常、店舗に入るときに、クレジットカード、モバイルウォレット、または携帯電話のアプリケーションを使用して、ここで入場する
- 店舗内を見上げると、カメラがいくつかあ理、カメラは基本的に、誰が何を盗んだかを判断するために使用し、店舗内の人々を追跡する
- カメラで人々の生体認証を見ることはない。、
- 店舗内を歩き回っている場所と認証している場所を確認する
- カスタムカメラを、エッジコンピューティングデバイスとクラウドデバイス間で実行される高度にスケーラブルな機械学習モデルと組み合わせている
UCID
- UCIDは10 のキャンパス、5つの学術医療センターで構成されている。
- 1960 年に設立
- 70億ドルの事業で、4万5千人の学生が在籍
- 研究事業のため、教員と職員の数はほぼ同数で、つまり、フルタイム、パートタイムの学術研究者が4万2千人弱、キャンパス内には2万2千人の学生が住んでおり、国内で2番目に大きな寮プログラム
- 昨年は950 万人に食事を提供し
- 今後キャンパス全体で年間 1,000 万食以上を提供する予定です。そのうち、1 日あたり約 30,000 ~ 35,000食
- 18の拠店がある
提供ソリューション
- 課題
- ピーク時のスケーリング
- 4 万人以上の学生がほぼ同時に授業から出てくるため、15 分間に 200 人から 300 人の人々が通り過ぎることになるのです。レジ係を何人配置しても足りない
- 新しく場所を増やすことなく、同じスペースでそれを実現するにはどうすればよいか
- 営業時間の延長
- 待ち時間の短縮
- ピーク時のスケーリング
Just Work Outは学生にとって本当にシームレスな体験を提供することが可能
現在の状況
- すべての主要なクレジットカード、EBT、、またはフードスタンプを除いてすべての利用が可能
- 残高逓減モデルで、ストアド バリュー プログラムとクレジットカードを同時に使用可能
- リアルタイム分析を数多く提供し、何が動いて何が動いていないかを把握することができる。
- Transactとの統合。TransactはUCIDの POS であり、バックエンド システムを担当する会社。
- スマートフォンアプリの提供「Just Walk Out」をクリックするだけで、すぐに場所を選択でき、QR コードが表示され、このQRコードでゲートで認証し、中に入れる
導入効果
- 今では 1 日に 3 回か 4 回学生がきており、1時間あたりの18.75%の顧客の増加
- Just Walk Outテクノロジーを活用したGrab and Go 事業は 2 倍に
- 合計でも 11% の顧客数の増加
- 食品飲料業界では、5% を達成すれば成長です。10% を達成すれば驚異的です。
Lesson Learned
- 市場が抱えている問題に対応できる特定のモデルに取り組んでいたため、予測が少し外れた。
- ただその影響で店舗予測する能力が向上した。
- スタッフを再教育し、新しい労働ポジションを開発する必要があり、在庫や商品の保管などの作業を行う新しい場所に再配置を実施した。
- スタッフの再教育と新しい受付ポジションの開発
- 受付係のポジションは、ウォルマートのレジ係のような感じですが、テクノロジーに慣れるため教育が必要だった。
- 小売店の配置とプラノグラムの再考
- ウォークアウトから得られる分析のおかげで、学生が購入したい商品とより一致する商品を選ぶことができた。
- この技術のおかげで棚スペースを増やすことができ、増え続ける人口に対応するためにより多くの商品を運ぶことができることもわかった。
導入事例
こんなにもあのAmazonGoのJust Walk Outの仕組みを導入しているとは驚きです!
本件のお話はすごく理解できるものがあり、私自身、商品を取って出るだけのお店が日本でももっと多く出ないかなと期待するばかりです。