MEGAZONEブログ
McDonald’s path to secure operational excellence on AWS
AWSで卓越したオペレーションを実現するマクドナルドの道のり
Pulisher : Enterprise Managed Service Group イ・ヘイン
Description : AWS Enterprise Supportを活用したマクドナルドの事例紹介セッション
はじめに
グローバル大企業であるマクドナルドがどのようにAWSマネージドサービス(AMS)とAWS Enterprise Supportを活用してこのような課題を克服し、ビジネス目標を達成したのかという直接的な経験を共有するセッションで、運営のベストプラクティスを参考にしたいと思い、セッションを申し込みました。
セッションの概要紹介
このセッションでは、マクドナルドの長期的な成功に関連するオペレーションのベストプラクティスとアプローチを共有することで、セキュリティオペレーションの卓越性、オペレーションの過程で学んだ教訓、およびその構築に向けたアプローチについて発表します。
本セッションのアジェンダは上記のような順序で行われました。
運用におけるBest Practiceは最終目的地というよりは旅程に近いものであり、これを支援するために、時間が経つにつれて運用プロセスと手順を継続的に評価し、改善する必要があります。AWSでは、このような教訓を人、プロセス、ツールの3つの領域に分けて説明しました。
人に関しては、適切なスキルと十分な能力を持つ適切な人材を確保する必要があります。
クラウドへの移行を加速させようとしているお客様とお会いする中で共通しているのは、ますます多くのワークロードをAWSに移行するにつれて、クラウドオペレーションチームを拡大しないと、クラウドプロジェクトチームがクラウドオペレーションチームになる可能性があるということです。
つまり、クラウドアーキテクチャーやアプリケーションデプロイメントなどの専門的なスキルを必要とするリソースがある場合、AWSに移行する際に運用上の問題が発生し、これらの専門的なスキルが散漫になり、最終的にはインシデントマネージャーの仕事になる可能性があります。
これを補うためには、全体的な運用モデルとプロセスに関して、誰が何をするのかについて考えることが非常に重要です。AWSでは、運用プロセスを自動化できる範囲が非常に広いので、これを活用する必要があります。 最初から自動化に集中することで、手作業やヒューマンエラーを減らすことができます。
もちろん、AWSには様々なサービスがあります。
例えば、バックアップ管理プロセスを自動化できるAWS Backupを利用して、バックアップの作成を自動化することができます。
また、自動化を使用してバックアップを複数の異なるAWSリージョンにコピーできるため、継続性管理に役立ちます。ライフサイクルポリシーを使用する場合は、時間の経過とともに、バックアップをウォームストレージからより費用対効果の高いコールドストレージに移行することもできます。
これらは、単一のAWSサービスで提供される自動化機能のほんの一部です。
しかし、私たちはプロセスについて話しているので、この例から学びたいことの1つは、ジョブをデプロイした瞬間から適切なセキュリティと運用プロセスを導入することが非常に重要であるということです。
多くの人は、実行に移すまではこの部分について考えないのですが、AWSにアプリをデプロイする瞬間からこのようなプロセスを用意することが非常に重要であることを直接経験しました。 その理由は、人々がクラウドプログラムを通じて非常に迅速に動いているにもかかわらず、時には間違いを犯すことがあるからです。
デプロイメント段階で適切なセキュリティと運用チームを配置することで、このような誤った構成がより大きな問題に発展する前に迅速に防止することができます。
Amazon DevOps Guruは機械学習を活用したAWSサービスで、Amazon CloudWatch、AWS Config、AWS Exportなどの他のAWSサービスの運用データストリームと統合できます。これにより、DevOpsグループは機械学習ベースのインサイトを生成することができます。
問題の期間、深刻度、影響などのインサイトや、問題やインシデントの解決方法に関する推奨事項まで得ることができ、AWS System Managerとの統合も可能です。このようなAWSサービス間の緊密な統合は、アプリケーションの可用性とパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。
AWSには、クラウドの運用と管理に役立つさまざまなリソース、人材、サービスがあります。
その一つであるAWS Support Planに含まれる様々なサービスは、AWS環境の運用状態を評価し、レビューするのに役立ちます。成功的なビジネス成果を生み出す上で最も重要な主要指標を把握するのに役立つインシデント管理ワークショップや、チームが仮想的な情報に対してインシデント対応手順をテストするインシデント管理ワークショップもあります。
ワークロードを自前で運用することに慣れているお客様もいれば、パートナーを追加して管理することを好むお客様も多くいらっしゃいます。パートナーが業務運営に役立つ適切なアプローチであるとお考えの場合、朗報は、現在AWSの人材サービスプロバイダープログラムには160社以上のパートナーが参加しており、豊富なシステムで業務運営を支援できることです。 MSPパートナーは、ビジネスとテクノロジーの両方の専門知識を検証する厳格な評価プロセスを経て、お客様のために結果を提供できることを確認します。
お客様からお聞きした話の一つは、AWSに運用をサポートしてほしいということでした。 そこでAWSはAMS(AWS Manage Services)というサービスを作りました。AMSを使用すると、AWSの人材プロセスとツールを使用してワークロードの運用をサポートし、ワークロードを監視し、インシデントが検出された場合、AMSがお客様に代わってインシデントの解決に先制的に取り組むことができます。
デジタルモバイルアプリケーションに関して、マクドナルドは毎日6,900万件のトランザクションを処理し、大規模に運営しています。 また、900のアプリケーションを公開し、2700人のクラウドユーザーを抱えています、
6,400台のEC2と180のAWSサービスを活用しています。
最後に、マクドナルドの成功戦略のための目標と5つの目標を共有します。
1.信頼性と安定性の向上
2.グローバルプラットフォームとサービスの構築
3.クラウド運営効率の向上
4.未来のための革新
5.マクドナルドのテクノロジーコミュニティの成長
セッションを終えて
AWSが提案する成功的な運営のための指針と価値観を詳しく知ることができ、マクドナルドのインフラボリュームを知ることができました。 また、インフラ運営管理において様々なオプションが存在し、MSPとAMSはそれぞれの特性と長所と短所があり、企業別にワークロード構造やニーズを考慮して選択するのが良いと思います。