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AWS re:Invent の歩き方 <渡航準備編> 2024年版
re:Invent 2023

AWS re:Invent の歩き方 <渡航準備編> 2024年版

re:Inventとは?

AWS re:Inventは、Amazon Web Services(AWS)が主催する世界最大級のクラウドコンピューティングカンファレンスです。

re:Invent 2024は?

2024年は12月2日から6日まで、米国ネバダ州ラスベガスで開催されます
このイベントでは、最新のクラウドイノベーションやベストプラクティスを学び、さまざまな分野の情報アップデートやネットワーキングセッションが行われます。
とにかく、基調講演、ブレイクアウトセッション、チョークトーク、インタラクティブラボなどなどの多くのセッションとワークショップが用意されています。
今年特に注目されるのは、ジェネレーティブAIと機械学習 (ML:Machine Learning)やアナリティクスクラウド運用、セキュリティ関連のセッションです。

イベントの概要 https://reinvent.awsevents.com/

  • 開催日: 2024年12月2日~6日
  • 場所: ラスベガス、ネバダ州
  • 参加費用: フルカンファレンスパスは2,099ドル

とにかく、ラスベガス全体がre:Inventの会場です!
セッションも膨大にあるし、Expo会場もとにかく広い!
事前にAWS Eventsアプリを使ってスケジュールを組むことをおススメします。Google Apple

セッション会場

ベネチアンThe Venetian ): re:Inventのメイン会場で、Breakout content, badge pickup(カンファレンスパスのピックアップ), EXPO(展示会),Keynoteセッション, content hub ,朝食昼食の提供
シーザーズフォーラムCaesar’s Forum ): Breakout content, content hub, 朝食昼食の提供
マンダレイ ベイ Mandalay Bay ) : Breakout content, content hub, 朝食昼食の提供
エムジーエムグランドMGM Grand ): Breakout content, badge pickup(カンファレンスパスのピックアップ), content hub, 朝食昼食の提供
WynnWynn ): Breakout content と朝食昼食の提供
EncoreEncore ):Breakout sessions, 予約可能な会議スペース

セッションの種類

大きく分けると4種類と覚えておけば大丈夫です。

・Keynote
・Leadership Session
・Breakout Contents ( Breakout sessions, Builder’s sessions, Chalk talks, Code Talk, Content hubsなど)
・体験型セッション (AWS Builder Lab, AWS Bootcamp, Workshopなど)

Breakout Session (60分)
多くの参加者に発表する形で1~3人の発表者で構成されます。一部のセッションには、AWS を使用した事例を共有するコンテンツも発表されます。
Workshop(120分)
参加者が少人数のグループで協力し、AWS を使用して問題に対するソリューションを構築するインタラクティブセッションです。このセッションは個人のノートパソコンを持参する必要があります。
Chalk Talk(60分)
実際のアーキテクチャ上の問題について技術ディスカッションを行う小規模の参加者を対象としたインタラクティブコンテンツタイプ。 Chalk TalkはAWSエキスパートが行う短い講義(10〜15分)で始まり、その後45〜50分間ホワイトボードとQ&Aセッションが続きます。
Builders’ session(60分)
AWS エキスパートの 1人が開催する小グループセッション (1テーブルあたり 10人の参加者) は、AWSの構築方法に関するインタラクティブな学習を提供します。各セッションは、構築する項目の簡単な説明で始まります。決まった発表はなく、デモが完了すると、参加者はPCを使用してAWSの専門家と一緒にハンズオンで構築します。このセッションは個人のノートパソコンを持参する必要があります。
Code Talk(60分)
講義形式で行われるCode Talksは、ライブコーディングおよび/またはコードサンプルを特徴とするインタラクティブディスカッションです。このセッションでは、ソリューションの構築に使用される実際のコードにフォーカスします。出席者は解決策のバックグラウンドにある「なぜそうなのか」について学び、それが実際に起こっていることを確認し、発生する可能性のあるエラーも確認します。
イノベーショントーク(60分)
顧客の最も緊急なビジネス問題と機会を議題に革新的なストーリーに焦点を当てた講義スタイルのセッションです。 AWS シニアリーダーが進行し、リアルタイムでのオンライン配信もされます。
Lightning Talk(20分)
Expo Hallのシアターで20分のプレゼンテーションが行われます。特定のカスタマーストーリー、サービスデモ、またはパートナーの提案に関する情報を提供します。参加者のQ&Aなども行われる可能性があります。
Keynote
Day1~Day4まで毎日開催されます。Day1は7:30PMから開始され、その他は8:30AMから行われます。
メインセッションの場所であるベネチアンに入るには、少なくとも朝8時までに並んでいなければ入場できないと思います。
ベネチアンでのみ同時通訳が提供されます。入場後は途中退場が自由です。
Day2とDay4キーノートはぜひベネチアンで聴くことをおすすめします。オンライン配信もあります。

キーノートで新しく紹介されたサービスに関してのセッションはキーノート終了後に公開されます。
キーノート終了後にチェックしましょう!

これらのセッションは、100レベル(入門)から400レベル(エキスパート)まで難易度別に分類されており、参加者は自身のスキルレベルや興味に合わせてセッションを選択できます。

Expo

AWSスペシャリストと何百ものAWSパートナー( GithubやmongoDBなどのオープンソース企業からIBM、Redhatなどエンタープライズ企業まで)が展示ブースを出展します。Expoでは、さまざまなグループやネットワーキングが可能で最新のデモも体験できます。
Data、Developer Solutions、Infrastructure Solutions、Security、AWS for Industriesなど、4つの異なるゾーンで構成されています。各ゾーンの中央には、AWSサービスのアプリケーションをよりよく理解するのに役立つAWSの展示、デモ、コンテンツのクラスターを備えたAWSパビリオンがあります。

各社のSWAG※集めも参加者に人気です。集めたSWAGをSNSなどに投稿している参加者を多く見受けられます。

※SWAGとは、イベントやカンファレンスで配布される記念品やノベルティグッズのことを指します。SWAGは「Stuff We All Get」の略で、一般的にはTシャツ、ステッカー、ボトル、バッグなどが含まれます。これらのアイテムは、イベントのブランディングや企業のプロモーションの一環として配布され、参加者が持ち帰ることでイベントの思い出としても機能します。


場所:ベネチアンホテル EXPOホールA / B / C
ウェルカムレセプション:2日(月)午後4時オープン※多分想定です

【渡航前の事前準備】フライトとホテルとPassの手配

皆さん会社の出張で行かれるのでフライトやホテル、Passに関しては各自で手配する方は少ないかもしれませんがTipsを。
フライトとホテルとPassはとにかく早く手配しましょう!

Passの値段は早く買っても遅くに買っても変わりません。個人で参加する場合はとっとと購入してしまいましょう!なぜなら、人気のセッションはすぐに埋まってしまうからです。会社で購入してくれる場合はPassが届くのをじっと待って、セッションを登録しましょう。


フライトは、航空会社のセールが直近に出る可能性もありますが(2023はZIPAIRがL.A.まで片道2万円台のセールがありました)どうせ行くんだから、すぐに手配しましょう!
日本からラスベガスへの直行便はありません。少しでも予算を安くしたい場合は、ストップオーバーでハワイ経由や仁川発も探してみてください。スカイスキャナー
お休みをいっぱい取得出来たり、リモート勤務が可能な方は世界一周航空券を利用するのも手です。
世界一周航空券はワンワールド(JAL系)とスターアライアンス(ANA系)があり、個人的にはワンワールドは大陸制なので簡単にプランが出来、金額がわかりやすい気がします。3大陸でエコノミーなら335,000円+※空港施設使用料、現地空港税、燃油サーチャージ、空港保険特別料などです。ビジネスでも656,300円+※空港施設使用料、現地空港税、燃油サーチャージ、空港保険特別料。ほぼ、ラスベガス往復のフライトと費用は変わりません。ビジネスなら確実に安いでしょう。
3大陸の場合日本はアジアなので1大陸はアジアになります。ラスベガスのある北米、ヨーロッパなどで組んだ場合の金額です。
成田→西海岸経由⇒ラスベガス→re:Inventを楽しむ→ニューヨークで観光→ロンドンで観光→日本に帰る
なんてことが出来ちゃいます。いろいろ探してみてください。

次にホテルです。Pass手配後にre:Inventの参加者ポータルのページから申し込むのが一番リーズナブルです。というか破格です。一番はこちらを利用しましょう。
手配が遅いともちろんホテルは埋まってしまいます。そんな時のためにもキャンセル可能なホテルをAGODAExpediaで予約をしておきましょう。
8月2日現在、12月1日から6日でエクスカリバーは45,660円(一泊2,532円)、ルクソールは75,022円(一泊7,711円)、シーザーズパレスは224,593円(一泊32,162円)、パリスは170,420円(一泊22,606円)※税サービス料込 リゾートFeeは含まれていませんので、プラス4万円というところでしょうか。
ベネチアンに宿泊するのがとても楽ちんですが、高額なので近くのハラーズなんかもとてもリーズナブルでおすすめです。なぜなら、こじんまりとしたホテルなのでカジノはありますが、比較的入り口から自分の部屋まで時間がかからず到達できます。ミラージュやシーザーズパレスはホテル自体も大きいため、カジノを通ってお部屋に到着するまで初めての方だと迷ってしまうこと必須です(笑)
カジノがないホテルやこじんまりしたホテルを選択することを個人的にはお勧めします。

個人手配は不安という方は近畿日本ツーリストのパッケージプランを検討すると安心かと思います。AWS re:Invent 2024 Japan Tour in Las Vegas
近畿日本ツーリストだけの、日本のお客様のためのパーティー「Japan Night」やネットワーキングパーティーも開催され、別料金となりますが参加が出来ます。一番安いプランで62万円ですね。
こちらのツアーも土曜日から参加するエコノミープランはすでに×がついております。早めの予約が必須ですね。

【渡航前の事前準備】パス写真登録

事前に写真を登録しない場合は、カンファレンスパスピックアップ時に撮影する必要があります。
事前の写真登録をおススメします。
カンファレンスパスピックアップ時はパスポート写真の提示が必要です。
セッション入場時にはカンファレンスパスと参加者本人の顔を確認されます。
入場時にパスポートの提示を求められる場合がありますので、パスポートを携帯いただくことをおススメします。
チェックプロセスはパスの使いまわし防止のために毎回チェックされます。

↓ Profileから写真の登録をお願いします。

【渡航前の事前準備】アプリダウンロード

AWS Events モバイルアプリをインストールするとセッションの詳細情報とスケジュールを確認できます

re:Inventで提供されるセッションと専門家に関する情報を確認
AWS の新しいサービスと機能の確認
イベントに関心のあるセッションを追加して参加のスケジューリング
カタログに追加された最新のコンテンツ、スピーカー、およびサービスの更新情報を受け取る
セッションアンケートとフィードバックを提供
re:Invent ラスベガスキャンパス マップの閲覧
全イベント活動通知メッセージを受信

配車アプリUber(ウーバー) や Lyft

ラスベガスの市内の移動のためにUberやLyftをダウンロードしておくと便利です。
Uber(ウーバー)を使うと、初めから行き先はドライバーに伝わっているし、面倒な料金の支払いなしです。日本で使うGoやDiDiと使い方は同じです。
日本で設定をしておくことをおススメします。
空港やホテルエントランスなど普通のタクシーなら入れるところに入れない場合があります。App Ride専用乗り場が必ずありますので、ラスベガスのホテル内は広いですがチェックしておきましょう。

VoicePing

英語に自信がない場合は翻訳アプリもダウンロードしておくと便利です。

【渡航前の事前準備】持ち物 ラスベガス出張の必需品

ラスベガスは砂漠地帯のため、とても乾燥しています。そして、昼と夜の気温差が激しい(昼間は約15℃から20℃、夜間は約0℃から5℃程度)ため昼間は暖かく夜と朝は肌寒いです。
昼間はTシャツやパーカーで大丈夫ですが、夜は軽めのダウンを持っていくか現地で調達してください。グランドキャニオンまで行かれる予定がある方はヒートテックとダウンジャケットを必須でお持ちください。
非常に乾燥しているので、マスクパックやリップバーム(私的にはかなり必須)、日焼け止め、サングラスもあった方が良いです。
そして、喉も乾きます(私だけかもしれませんが、、、)ドリンクボトルもあると便利です。
また、ラスベガスホテルにはホテルスリッパはありません。歯ブラシもなかった気がします。
USBポートもありません。アメリカの電圧は120Vで、日本の電圧は100Vなので若干の違いがありますが、差が少ないので短時間の使用は問題ありませんが、長時間の使用は発火や故障の原因になるので、変圧器が必要です。ご持参する電化製品が、海外対応の製品かどうかを調べ、USBポートもないのでUSBポート付きの変圧器をご持参すると安心です。
ラスベガスはホテル内だけを巡っても基本1万歩くらい平気で歩きます。
歩きやすいスニーカー一択!ビジネスミーティングがない方は履きなれたスニーカーだけでOK!
E-SIMや海外ローミング、Wi-Fi、必要な金額のアメリカドル、海外旅行保険などは適宜ご準備ください。

・朝夜の寒さ対策:軽めのダウンやジャケットなど
・乾燥対策:マスクパック、リップクリーム、日焼け止め、サングラスなど
・変圧器、充電器、Wi-FiやE-SIM
・とにかく歩きやすいスニーカー
・少しのアメリカドルとクレジットカード
・忘れてはならないパスポート
・フライトのeチケットとESTA、パスポートのコピー、海外旅行保険の証書など

【渡航前の事前準備】スーツケース

スーツケースの半分はSWAG用にカラで出発しましょう。
Tシャツと靴下はEXPOで沢山もらえます。着替えなども正直、最低限持っていけば事足ります。
円安とはいえRoss Dress for LessやMarshallsなどのアウトレット店が近くにありますし、プレミアムアウトレットも車で20分くらいのところにあります。CVSやWalgreensも多くあるので使い捨ての生活用品は購入するといった割り切りがあってもいいかもしれません。
携帯、PC、クレジットカード2種類、パスポートがあれば極端ですがどうにかなります(笑)

クレジットカードだけは本当に2種類以上持っていかれることをおススメします。海外旅行中に2種類のクレジットカードが不正利用されてしまい、セキュリティが自動にかかって止められてしまったことがあります。ホテルのデポジットも支払えなくなってしまいますし、かなり焦りました。
日本のクレジットカード会社に電話するも、「不正利用された」と認めてしまうと使えなくなってしまいます💦
普段使ってないクレジットカードも予備でお持ちください。

【渡航前の事前準備】ドル換金

クレジットカード社会なので現金はほぼ必要ありませんが、なにかあった時のために少しはもっていきたいと思いますよね。
特に円安の時期は、日本国内で両替を済ませておきましょう。

では、どこで両替するのがよいかというと、私がおススメするのは大黒屋さんなどの街のチケット屋さんです。銀行や空港よりもレートが良いですし、少しの金額でも両替が可能です。
ひとつデメリットがあるとしたら、細かな5ドル、10ドルなどの紙幣が少なく、海外旅行客が日本円に両替したものをまわしているので、タイミングが合わないと欲しい紙幣がないことがあります。100ドル札などは豊富にあることが多いです。

クレジットカードのキャッシングの方が手数料が安いと言われる方が多くいらっしゃるかと思いますが、カジノでのキャッシングは手数料が10%くらい載ってしまうこともあり、おススメしません。
ショッピングモールなどは5%程度じゃないかなと思います。(正しくはご自身でご確認ください)

<おまけ>ロストバゲージ対策

空港の手荷物ピックアップの場所で待てど暮らせど出てこない自分のスーツケースを待っている時間ってちょっとしたストレスではないですか?同じフライトの乗客がどんどん自分の荷物をピックして、ぼっちになってしまう。なんだか寒かったりするし、そして、長時間待ったあげく、レーンが止まって初めてロストバゲージがやっと確定します。ここからやっと窓口で手続きです。私にとってはかなりのストレスなのです。
なので、皆さんご存じかもしれませんがAirTagをスーツケースに忍ばせておくソリューションをお勧めします。AirTagはiPhoneの「探す」でAirTagを登録し、アイコンと通知の設定を行うだけで完了です。
ラスベガスの空港に着いたら「探す」でスーツケースの居場所を確かめるだけで安心できます。
心の負担を軽くして、楽しい旅を!ボン・ヴォヤージュ💼

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