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Scaling AWS Well-Architected best practices across your organization
AWS Well-Architectedのベストプラクティスを組織全体に拡大する
Pulisher : Strategic Tech Center イ・ソンス
Description : 最近のAWS Well-Architectedフレームワークの紹介セッション。
はじめに
AWS Well-Architectedフレームワークを何度も実行したことがありますが、他のところではどのようにやっているのか、最近のAWS Well-Architectedフレームワークはどんな感じなのか気になってセッションを申し込みました。
セッションの概要紹介
AWS Well-Architected Frameworkの定義とAWS Well-Architected Toolの紹介とデモンストレーションの後、MuleSoftで今まで抱えていた様々な問題をWell-Architected Frameworkを適用した話について紹介するセッションでした。
AWS Well-Architected Frameworkは、「運用の卓越性」、「セキュリティ」、「信頼性」、「パフォーマンス効率」、「コスト最適化」、「持続可能性」の6つの原則を中心に、顧客とパートナーがアーキテクチャを評価し、スケーラブルな設計を実装するための一貫したアプローチを提供します。
AWS Well-Architected toolとは、アーキテクチャのベストプラクティスに基づいてアプリケーションとワークロードの状態について質問した内容を回答を通じてスコアリングし、その結果、発見された問題のリストと改善のための段階的なガイドラインを提供し、継続的に改善することができます。
どのようにAWS Well-Architected Frameworkが進化したかを説明しました。 以前はガイドラインの形でしたが、2018年からAWS Well-Architected Tooが出てきて、継続してToolやPillarなどをアップデートしているそうです。
デモとしてAWSコンソール画面に移動した後、AWS Well-Architected Toolを見せながら、ワークロードをどのように登録し、どのような項目があり、登録したら結果がどのように画面に表示されるかなどをデモしました。
MuleSoftから出てきてWell-Architected Frameworkを導入した事例について発表しました。MuleSoftは障害問題も頻繁で、自動化されず手動で作業をする部分も多く、クラウド使用費用が予算を超過するようになりました。 そして、このような問題を把握するモニタリング環境すらありませんでした。 ガバナンスがないことに気づき、様々な問題を解決するチームを会社内に作り、Well-Architected Frameworkに記載されている原則を守ろうとしました。 もちろん、一度に全部やったわけではなく、数年かけてセキュリティ、コストなど一つずつ改善していったそうです。
Well-Architectedフレームワークの実装は、リスクを軽減し、ビジネス価値を高めるための一貫した方法を開発するのに役立ちます。
セッションを終えて
Well-Architectedフレームワークが最初に出た時は、ExcelとPPTを利用して顧客にインタビューして採点していましたが、Well-Architected Toolが出た後は、AWSコンソールでワークロードについて評価し、結果や対応方法について確認することが容易になりました。 問題を識別して対処する方法を知ることほど、着実に改善しようとする努力が重要だと思うセッションでした。